座りっぱなしでいると息苦しく感じる、こんな経験をしたことはないでしょうか。
特に座り仕事の人に見られる症状なのですが、息苦しいという感覚は危険なサインの可能性があります。
どんな危険が考えられるのか、なぜ息苦しくなるのか、このあたりを抑えておきましょう。
自律神経失調症かも
座りっぱなしで息苦しくなる場合、それは自律神経失調症のサインかもしれません。
自律神経失調症とは文字通り自律神経が正常に機能しなくなる病気のことで、症状の1つに息苦しさや過呼吸があります。
座っているだけで運動もしていないのに急に息苦しくなるとすれば、自律神経失調症の症状が出ている可能性があるのです。
特に息苦しさを頻繁に感じる場合は注意しなければいけないでしょう。
病院で診察してもらうことも考えるべきです。
自律神経失調症はとても厄介な病気で、他にも色々な症状が出ます。
仕事だけでなく普段の生活にも影響を与える病気なので、早め早めの対策が求められます。
なぜ座りっぱなしで自律神経失調症に?
では座りっぱなしで自律神経失調症になる可能性があるのはなぜなのかを見ていきます。
座りっぱなしでいると体をほとんど動かさないので体は休んでいるような状態になります。
ある意味でリラックスしている状態と言ってもいいでしょうか。
にもかかわらず脳は動いていますから、神経にかかる負担が大きくなると言われています。
神経を酷使した結果、自律神経失調症になってしまうわけです。
もちろん座りっぱなしだと必ず自律神経失調症になるわけではありませんが、息苦しいという感覚を覚える人は要注意です。
それが自律神経失調症の症状かもしれないからです。
はっきりしたことは病院で診てもらわないと判断できませんが、可能性の1つとして自律神経失調症を覚えておきましょう。
座りっぱなしを避ける
自律神経失調症にならないよう、息苦しさを覚えないようにするには座りっぱなしを避けることがなによりも大切です。
仕事中だとなかなか難しいことではありますが、極力座る時間を減らし、定期的に立って歩いたりするようにしましょう。
特に集中していると休憩をとるのも忘れて仕事に打ち込んでしまうことがあります。
これは体にとっては良いことではないので、1時間に1回くらいのペースで立ち上がるように意識する必要があります。
軽く運動するのが理想的で、時間は短くてもいいですから全身を動かすように心がけるのもおすすめです。
仕事の合間にストレッチをするなんていうのが理想的です。
ちょっと体を動かすだけでも効果が期待できます。
1日座り仕事をするにしても、その中でできるだけ体を動かすように工夫をすれば自律神経失調症という厄介な病気を予防でき、息苦しさも改善が狙えます。
必要以上に神経質になる必要はありませんが、もし息苦しさを覚えたらそれは体がSOSのサインを出しているのかもしれません。自律神経失調症という病気の可能性も否定できませんので、普段の生活の中でも自分の体調の変化には十分注意してあげましょう。
デスクワークでも仕事中気軽にできるストレッチまとめ
座りっぱなしによるリスクを少しでも減らすために仕事中でも合間合間に体を動かすことが大切です。
なかなか仕事中立ちあがったり運動する機会も作れないという方に、デスクワークでも気軽に取り入れることができるストレッチ方法をまとめてみました^^
日々の健康のためにも、是非毎日の習慣(ルーティン)に取り入れてみてください。
【肩・首のストレッチ】
首や肩が凝ってしまうと血流が悪化し、脳に十分な酸素が送られず酸欠状態になってしまう可能性もあります。
まずは同じ姿勢で固定され酷使しがちな首・肩周りのストレッチをしてみましょう。
※ポイント
・背筋を伸ばす
・首や肩に力を入れずリラックスする
①後頭部で左右両手を組む
②そのまま後頭部を前に押し出し、視線を下に向ける
③この時ゆっくり首を左右に振るとストレッチ効果が増します
【背中・胸部のストレッチ】
デスクワークだとついつい背中が丸まって猫背になってしまいがち。
長時間猫背でいると骨格が歪んでしまったり、思わぬ病気や痛みを発生させてしまうリスクが伴います。
また、猫背でいると実年齢より老けて見えるなどの検証結果も報告されており、ますます良いことなしです。
このストレッチでは背中の肩甲骨を意識して、猫背を改善していきます。
※ポイント
・大きくゆっくり深呼吸しながら行う
①椅子に浅く座る
②椅子の背もたれを両手でつかむ
③そのままの状態で、胸を前に押し出す
【下半身(脚)のストレッチ】
座りっぱなしで最も弊害を受けてしまうのが脚の部分。
脚、特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、下半身に流れてきた血液を心臓に送り返す役割を持っています。
座りっぱなしだとこの働きが阻害され、血行が悪くなりカラダの不調に繋がります。
このストレッチは座りながらでも気軽に脚の血行改善ができますので是非試してみてください。
※ポイント
ふくらはぎの伸び縮み(圧縮)を感じればOK
①椅子に座る
②足のつま先まで意識し、まっすぐ斜め前に伸ばす
③この状態のままつま先を自分の方に寄せていく
④足首を垂直(90度)にの状態まで曲げる
⑤再度足首をまっすぐに伸ばす